クールダウンの効果的な利用

体を動かしたり運動したりすることで発生する筋肉痛ですが、予防するためにはウォーミングアップなどを取り入れることが重要となります。ウォーミングアップには体を温める効果があり、ケガなどを防ぐ効果もありますので、積極的に取り入れていくようにしましょう。

このように、運動前にはウォーミングアップが効果的だといえますが、運動後にはどういった点に注意すれば良いのでしょうか。運動をした後というのは、血行が良くなり体が温まっている状態だといえます。

この状態で突然運動を停止してしまうと、体の熱が一気に下がり筋肉が急激に冷えてしまうことになります。このように急激な体温低下が起こると、筋肉痛を引き起こす原因になってしまいますので、運動後はクールダウンを上手く行うようにしましょう。

クールダウンというのは、文字通り体を冷やすことですが、急激に冷やすのではなく徐々に通常の体温状態にまで下げることを指します。クールダウンを行って、運動後に上がった体温を通常時の体温へと徐々に戻すことで、翌日以降の筋肉痛の発生を抑えることが可能となるわけです。

ですから、運動後はウォーキングやジョギングを取り入れて徐々に体温を戻すように心がけましょう。このクールダウンですが、ハードな運動の後はジョギングといった方法、比較的軽い運動の後はウォーキングといった方法を10分程度取り入れると良いでしょう。

また、クールダウンを行うことは、筋肉痛の抑制だけでなく心臓などにかかる負担を軽減する目的もありますので、運動後は出来るだけ実践することが大切です。