筋肉痛の予防・軽減への効果は限定的
Cochraneのレビューでは、運動前後のストレッチによる遅発性筋肉痛の軽減は、健康な成人で臨床的に重要といえる大きさではありませんでした。柔軟性のために行うことと、筋肉痛を予防・治療することを分けて考えます。
参考:Cochrane:Stretching to prevent or reduce muscle soreness after exercise
行うなら痛みを増やさない範囲で
軽いこわばりがあり、普段どおりに動かせる場合でも、強く伸ばす必要はありません。反動をつけたり、痛みを我慢して深く伸ばしたりせず、違和感が増すときは中止してください。
参考:Cleveland Clinic:Is It Normal To Be Sore After a Workout?
強い痛み・腫れがあるときは先に相談
運動中に急に痛んだ、腫れや内出血がある、体重をかけられないといった場合は、けがの可能性があります。ストレッチで治そうとせず、肉離れとの違いと相談の目安を確認してください。
ストレッチだけに回復を任せない
運動後のストレッチを行っても、休養の代わりにはなりません。睡眠・休養、食事、痛む部位への負荷の調整を組み合わせ、続けて痛みが強くなる場合は医療機関に相談しましょう。
参考資料
- Cochrane:Stretching to prevent or reduce muscle soreness after exercise
- Cleveland Clinic:Is It Normal To Be Sore After a Workout?
- NHS:Sprains and strains
- Afonsoほか:運動後のストレッチと回復の系統的レビュー(2021)
資料確認・内容更新:2026年10月25日。一般的な情報を整理した記事です。症状や薬の使用については医療機関・薬剤師等へご相談ください。このサイトの編集方針